声帯の粘膜を乾燥させないために、水分をこまめに取ることが大切です。
水を一度にたくさん飲むのではなく、口に含む回数が多くなるように
こまめに何度も飲むようにしましょう。
また私たちが飲んだ水は、体の中で臓器と血液に優先的に供給され
声帯に到達するまでには長い時間がかかります。
そのため、普段から十分に水を飲む習慣が重要になります。
水を飲むベストなタイミングは
①量よりもこまめな摂取が大切
一般的に成人は一日に1.5~2リットルの水分が必要とされていますが
のどにとっては、量より少量でも、こまめに摂取することが大切です。
声を使う職業の場合、口の中を常に湿らせ、潤った状態にすることが大切なため
15分にひと口と細かく摂取します。
②朝起きてすぐに1杯の水を
また朝起きてすぐに、水を飲むのもおすすめです。
朝一番の声は声帯の乾きで、声の調子がいまひとつです。
そのため起きがけに1杯の水を飲み、数分話しているうちに、
声帯の粘膜を潤す潤滑油の役割をする分泌液も出てきて、声帯粘膜の動きも良くなってきます。
③練習や本番前には、前もって十分な水分摂取を
そして練習やライブなど本番の前には、十分な量の水を飲んでおきましょう。
水を飲んだからといって、すぐに声帯に影響を与えるものではないので
前もって十分な水分を摂取しておきましょう。