口を振動させて、ぷるぷるまわすトレーニングのことをリップロールと言います。
リップロールは、滑舌トレーニングや声を出す前のウォーミングアップにも効果的ですが、
腹式呼吸や喉を開ける発声の基本トレーニングにも適しています。
リップロールは腹式呼吸の練習になる
まず、吐く息が一定でないとリップロールはうまくできません。
吐く息を一定にするには、横隔膜を使って、腹式呼吸をすることが不可欠です。
そのためリップロールをすると、腹式呼吸の練習にもなります。
また、喉に力が入っていたり、閉まっている状態でも、うまくできません。
なので、喉を開くための練習にもなります。
リップロールで発声の基本を身に着けていきましょう。
簡単に始められる、リップロールのやり方をご紹介いたします。
リップロールのやり方
①口の横のラインに向かって、顎のあたりから、ぷいっと人差し指で肉を持ち上げる
②お腹を硬くしながら、真っすぐに息を吐く
唇がぷるぷる振動するように、息を吐くのと同時にお腹に力を入れるのがポイントです。
吹き矢をふっと吹くようなお腹の使い方です。
最初はスタッカートで唇をぷるると細かく何度が振動させ、慣れてきたら細かく区切らずに
まずは長く10秒続くように、練習していくのがおすすめです。