歌を歌う際に、最も大事なのは呼吸です。
中でも腹式呼吸を行うことが、声を出すのにいい呼吸法と言われています。
腹式呼吸は、横隔膜呼吸とも呼ばれ、息を吸い込む時に横隔膜が下降し、その結果
胸郭が膨らみながら、腹部と胸腹が膨らんで息を吐き出す呼吸法です。
そしてこの呼吸をするために大事なのが、正しい姿勢です。
猫背になっていたり、逆にそっくり返ったりしていては、歌うための呼吸ができません。
正しい姿勢という土台をきちんと作ることが大切になってきます。
歌がうまく歌える姿勢とは
足を肩幅に開き、胸を張ります。
両肩を後ろに引き、下に降ろすと、より上手に歌うことができます。
胸を持ち上げると肋骨は張り出し、肺により多くの空気を送り込ませます。
逆に胸を丸めて数センチ背が低いようにすると、胸郭は押さえられて空気がたくさん入り込むことを妨げます。
正しい姿勢を作ることで、横隔膜が左右に開きやすくなります。
また手を左右に開きやすくなっていて、呼吸がしやすいはずです。
この感覚を覚えていきましょう。