人にお礼や感謝を伝える時は、気持ちをストレートに言葉で伝えることも大切ですが、
言葉そのものよりも、顔や声の表情で伝わるものです。
きちんと誠意が伝わる声とはどんなものでしょうか。
声のトーンを上げる
しぶい声はお礼には、あまり向いていません。
しぶい声というのは、時代劇の侍の「拙者は…」というような声です。
かつては日本の男性のもて声でしたが、喉、あご、胸に力が入って、お礼にはふさわしくありません。
感謝や感激の気持ちは、力を抜いて、さわやかな声で伝えるようにしましょう。
そして声を高くするのも、より感情を盛り上げるため、声のトーンを高くすることを意識してみましょう。
少し高めで入り、最後までテンションを落とさないようにしましょう。
第一声を歯切れよく話す
大勢の前や賑やかな場所で伝えるには、ハキハキとした大きな声で話し、
一対一の少人数の場合や静かな場所で伝える時は、声量は少し押さえて
喉の力を抜いて、口先に声をソフトにもってくるイメージで話してみましょう。
そして大きな声でも小さな声でも、最初に発音する第一声は、歯切れよく話すように心がけましょう。
とくに小さな声で感謝を伝える場面では、知らず知らずのうちにボソボソ声になりがちなので
なおさら一語目に注意を向けてみてください。