急に大きな声で叫んだり歌ったりすると、あたかも咳をするときのように
強い息が抜け出て、声帯が乾燥して喉を疲れさせてしまいます。
そのため歌う前などは、十分にウォーミングアップすることがとても大切です。
本日は声を出す前のウォーミングアップ方法をご紹介いたします。
ストレッチや体操で体を起こそう
朝、目覚めてすぐにリングへ上がって戦うボクサーは見たことがないように
体が眠りから完全に覚めていない状態では、十分なパフォーマンスをすることはできません。
そのため簡単な体操やストレッチをして、体を起こしましょう。
首、肩、背中まわりのストレッチ
喉まわりの筋肉は、首、肩、背中とつながっているため
首や肩まわりをまわしたり、背中を伸ばすストレッチを行いましょう。
表情筋、舌、声帯のストレッチ
表情筋や舌が硬くなっていると、うまく歌うことができません。
口角を上げたり、ウインクをして表情筋を動かし
舌をべーっと出したり戻したりして、舌のストレッチを行いましょう。
またリップロールという唇をぷるぷるまわすトレーニングは
口元や声帯まわりの筋肉を振動させて血液の巡りをよくしてくれるため
声を出す前のウォーミングアップにはとても適しています。
スポーツをする前はケガを防ぐために、ストレッチや準備体操をしますが
歌う前や話をする時も同じで、声の準備体操をすると声が出しやすくなり、声枯れを防いでくれます。
とくに、朝や午前中に歌う時は、最低でも歌う2~3時間前までに起きて
十分に喉をほぐしてから歌うようにしましょう。