あがり症や緊張をほぐすのに、最も重要なポイントの一つが「力を抜く」ことです。
意識的に力を抜こうとすると、かえって緊張は高まってしまうものです。
重要なのは、「力を抜こう」と意識しないことです。
ではどのようにしたら、力が自然と抜けリラックスできるか?
力を抜くのではなく、反対に力を入れてみよう
緊張状態をほぐすのに効果的な方法は、まず力を抜くのではなく、反対に力を入れてみます。
例えば手の力を抜こうとした時、大抵は手に力を入れないように、意識的に抜くことを繰り返し、
中々力が抜けなくて焦ってしまうことが多いです。
そこで力を抜くには、まず思い切りこぶしを握ります。
グーっと限界まで力を入れてみましょう。すると嫌でも力が入らなくなります。
つまり緊張が解けるのです。
無理に緊張を解こうとせずに、反対に力を込めるのです。
すると人間はいつまでも力を入れ続けていられないため、結果として脱力し、リラックスできるのです。
緊張をほぐす肩の脱力運動
先ほどの原理を利用すると、体全体をリラックスさせることもできます。
ここでは緊張をほぐす、肩の脱力運動をご紹介いたします。
① 鼻から息を吸いながら、くびをすぼめるようにして、両肩をめいいっぱい引き上げる。
肩を上げたままの体制で、数秒間キープする。
② 口から息を吐きながら、両肩を一気にストンと落とす。
①②の動きを呼吸を整えながら、3セット繰り返します。
息を吸う時は、交感神経の刺激によって緊張や興奮度が高まり、
息を吐く時は、副交感神経の刺激によって、よりリラックスしていきます。
この脱力方法は、緊張してしまった時や、緊張しそうになった時のとっさの予防にもなるのでおすすめです♪