話の冒頭や説明の途中に、「えー」「あのー」「えーっと」などの口癖を言ってしまう人がいますが
本人は無意識に言ってしまっているため、さほど気にしていないかもしれませんが
聞く側の人には、耳障りなフレーズになってしまいます。
また「えー」「あのー」などを連発していると、思考がまとまっていないと受け取られ
相手になめられやすくなってしまいます。
この口癖を直すには、言わないように意識するしかありません。
ではどのような所に気を付ければいいか、「えー」「あのー」を入れないようにするコツをお伝え致します。
まずは自分の癖に気づく

一度ボイスレコーダーや動画などで撮り、自分が話している声を聞き
どれくらい「えー」「あのー」を言っているか確認して、まずは自分の話す時の癖に気づくことが肝心です。
自分の声を聞く事に抵抗がある人は、話している最中に、「あ、いま『えー』ってまた言っちゃったな」など、意識するところから始めてみましょう。
資料を読む際は、文末で必ず一度口を閉じる

プレゼンなどで資料を読む際の注意点としては、次の文章へ移るとき、「えー」と言いそうになったら即、
口を閉じて我慢しましょう。不要な音を出さないための練習です。
放送局のアナウンサーでも、「えー」「あのー」のフレーズをしっかり抜くには、3年はかかると言われています。
慣れるまでに少し時間が必要ですが、「。」が来たら「口を閉じる」ことを習慣にしていきましょう。
「えー」の代わりの言葉を用意する

「えー」と言ってしまうのは、次の言葉が出てこないため、言葉を探すためのつなぎで言ってしまう事が多いです。
そのため「えー」の代わりの言葉を用意するのも効果的です。
最初は「それで」「だけど」「さて」などで構いません。徐々に「私は」「みなさんは」など、主語から話しはじめられるようになります。
また言葉に迷わないように、話したい内容を明確に持つ癖をつけることも重要です。
「これだけは伝えたい」という情報を強く意識して、優先順位の高い情報から話すことも意識してみましょう。